boots

4月30日 天気:花曇りだけどほんよりと暖かい日 場所:仙台市青年文化センター

アッコちゃんのコンサートに行ってきました。
この日は仕事だったけど、本当は残業しなくてはいけないほど忙しかったんだけど。
でもこの日、会場へ向かうのに定時で退社したとしても絶対間に合わないから。

なので、いつもより30分早く仕事を切り上げさせてもらい、急いで向かいました。


2月に
『矢野顕子、忌野清志郎を歌う』
と題したアルバムが出ていてね。
アッコちゃんが、昔っからの友達であるキヨシちゃんの楽曲をピアノを弾きながら歌ったもので。
世間一般の人たちがたぶん持っているであろう、あのキヨシローのイメージ・・・一言で言えば、派手。
ステージ上で見せていた、あのメイクや衣装、パフォーマンスなど。
あの派手な一面とは違う、もうひとつ・・・うーん、いや、また違う面というか。
アッコちゃん自身が思う、ステージ上のキヨシちゃんとはまた違った、優しさ、ロマンチストなところ・・・といったものを拾い集めて一つのアルバムにまとめたもの。

実は、私がこのアルバムを買ったのはね、コンサートが終わってから会場にある売店で・・・なのよね。
だから、まだちゃんと聴いていないのよね。


タイトルに『忌野清志郎を歌う』。。。。。とは付いてるけども。
私の中で、ここ一ヵ月ほどのコンサートを待ちわびる日々に「忌野清志郎(・・・の曲)」という意識は全くなかった。
だって、だって。これまでアッコちゃんのカバーを聴き続けてきた人なら分かると思うけど、誰が作ったどんな曲でも、矢野顕子が歌うと、それは矢野顕子の曲になってしまうから。

だから今回も、ただ単純にアッコちゃんのピアノ弾き語りのコンサートへ行く、といった心持ちで会場に向かったのね。

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午後6時30分 開場

ツアーグッズやアルバムなどを売っている売店をさらりとひやかした後、自分の指定席へ向かうべく、ホール内に入る。

入るなり、まずカラフルなステージセットに目を奪われる。

色とりどりの風船のようなカラフルな球体がいくつも均等に立て並びされてあって、ブーケのような、お花を模したようなライトスタンドが6個。
あと、天井からそれほど大きくないスクリーンと、それを囲むように、星型のこれまたいろんな色のキラキラマークが天井から吊り下がっていた。

思わず、かぁーわいーっ!! って呟いてしまったわよ。

いままで見てきたアッコちゃんのコンサートでは、いつもピアノ、ベース、ドラムと言った三人編成のスタイルということもあってか、特に大袈裟な装飾などはなく、至ってシンプルだったからさ。
だから、こんなちょっと派手目でカラフルなステージセットって初めてだからさ。

これを見ただけで、あー・・・なんか、楽しいステージになりそ! なんて思ってね。


午後7時 開演

ステージが暗くなり、真正面にあるスクリーンに、これが流れ始めた。

忌野清志郎&矢野顕子/「ひとつだけ」



スクリーンの中だけど、キヨシローが出てきた時、客席からワーッ!と拍手が起こった。
1番の歌詞を歌い終わりそうな頃、ステージに本物のアッコちゃんが登場。
やがてスクリーンの方は音も画もだんだんフェイドアウトしてきて、その代わりステージ上のアッコちゃんのピアノの音が流れ始め、「ひとつだけ」の2番の歌詞を歌い出した。

そして、「ひとつだけ」を歌い終わり、次の歌が始まる。

 雨の音で歌が作れたなら
 かわかないうちに君に贈らなくちゃ
 雲にのせて 君の傘の上に

 どうしようもなく どうしようもなく
 会いたい人がいるんだ
   

「雑踏」より



初めて聴く歌だった。
聴きながらね、この歌の世界に浸かってしまったよ。
少し切ない曲でね、この歌詞の世界と、自分の中の想いがリンクしてしまって気が付いたら浸かってたwww

2曲目が終わって、ここでアッコちゃん、客席に向かって「ようこそ!」の、ご挨拶。

「えー・・・桜前線と共に北上してまいりまして。山形で満開。昨日、岩手でもまだ咲いてて・・・でもそろそろ散り始めたところもあったかな? 仙台ではもう見頃は終わったよね? そうでもない?」

なんて話をしながら。

で、次の曲。

もうね、ここら辺から私の記憶が・・・・・・・・(苦笑) あいまい

でも確か
これだったような。

きよしちゃん いい曲だね

「きよしちゃん」より


『矢野顕子、忌野清志郎を歌う』を作るに当たって、どの曲を選ぶか迷った・・・という話をしていて。

「このアルバムを作る上で、キヨシちゃんの作った曲を片っ端から聴きまして。も、あの通り多作でらっしゃるでしょ?その中には、誰もが知ってる曲もあれば、白バイにつかまってぇ~♪も、あれば。どれも好きな曲ではあるんですけど、でもなんでもいいというわけにもいかないんですよね。だって私は白バイに捕まったことはないし・・・。一般的なイメージのキヨシローではなく、私の想う、私の知っているキヨシちゃんの歌を歌いたかったんですよね。」

ちょっと言い方は実際と違うかもしれないけど、だいたいこういうことを話してた。


そして、次の曲は?

 よぉるに こしかけてたぁ
  ちゅうとはんぱな ゆめはぁ~


『あ!!(*^▽^*) 分かった』

これは最初の一節を聴いただけで、すぐに「多摩蘭坂」だと分かった。
これはねぇ、さすがに私でもオリジナル曲はよく知ってるよ。
オリジナル曲のイメージがほとんど損なわれることのないアッコちゃん節(ぶし)になっていたような気がする。


さぁて。。。。。。。。。。
この次は何を歌ってたんだっけ?

どこで何を歌ったかまたまた断片的にしか覚えてないけど、確かこういうのもやってた。

「胸が張り裂けそう」
振られた男のどうしようもない心の内を歌った激しい曲。
アッコちゃんのピアノを弾く指使い・・・いや、腕使いもガッツガッツと激しいものとなる。
アッコちゃんカッコイーー!!!
って、思った(笑)

あとね、なんだったか忘れてしまったんだけど、RCの曲ももう一つやってたのよね、確か。
Rockナンバーだったような。
その時ね、低音で、しかも一音のみで叩いたピアノの音が ダーン! ダーン! ダーン! と、力強く響いて。
その音が、ギターとベースとドラムの音と・・・。とにかくバンドの音に聴こえたのよ。
そんな錯覚がして。

あーとはねぇー。。。
くるりの岸田繁さんが作った曲も歌ってたな。

それから「恩赦」 「誇り高く生きよう」とつづき。

あ! あと途中のお喋りでね、子供の頃の話も聴かせてくれてたよ。
まだ新幹線がない頃。
東京に住む祖父母に会うために、たった一人で青森から寝台特急に乗ってった話。

「カーテン一つ隔てただけで、そこには全然知らない人たちがいるんですよね。あれも不思議な空間ですよねぇ。。。」

なんて、話をしながら。
そこで青森弁でちょこっと話したりして。
ん? 青森弁? それとも津軽弁?
どっちかは分からんけど、とにかくあのナマリは青森言葉なのは間違いなかった。
東京に長く住んでいるとは言え、いや、今はニューヨークか。
さすがに青森弁、ウマイすなぁ。やっぱり三つ子の魂百まで。

ここら辺でアッコちゃん、一旦ステージを去り、またスクリーンにアッコちゃんとキヨシちゃんのデュエットが流れる(笑)

えっとね・・・曲のタイトルが「はじめてのケンカ」って言ってたっけ。
60年代に流行った歌謡曲らしくてね。

スクリーンの中で歌い終わると、再び本物のアッコちゃんが登場。

「えー・・・キヨシローさんと一緒に歌う歌は・・・・うーん・・・メルヘンって言うのとは違うけど。こう・・・かわいい曲を歌うことが多くてですね。」

フムフム... そうなのか。
なんか・・・なんか微笑ましい。

そんな話をしつつ、ピアノの前には座らず、スタンドマイクの前につ。
「えー・・・これも古い歌なんですが。「500マイル」っていう曲で。キヨシちゃんが付けた歌詞で。」

ここで、アルバムにも入っている「500マイル」をレコーディングする時、ピアノと、あとテルミンと、あと・・・なんとかって言ってたな(苦笑) それらの音で作ったという話をしてた。

そして、実際に流れてきた曲は・・・
原曲の「500マイル」からは想像もつかないほど、不思議ぃーな音の数々。

面白かったけど、客席、戸惑っている人多し。

で、これを書いてる途中でね、改めてアルバムの中の「500マイル」を今聴いてみたんだけどね。

こーれをステージで、LIVEでやっちゃったのかぁ、って思った。
はっきり言って、客受けするとか、みんなでノる曲とか、そういうものではなくて。
「こういう世界、みんなどうよ!」ってアッコちゃんがいたずら心で敢えてやっているような。
そんな感じを受けた。

でもね・・・考えてみれば、以前見に行ったコンサートでも必ず一曲はこういう感じのモノやってたよ。
客席がノるにノれない不可思議な曲を。
こういうのを実際にお客さんの前でやってしまうなんて。あーーなんか、アッコちゃんすげぇなって思った。

「前に『はじめてのやのあきこ』っていうアルバムを出して。それは、いろんなアーティストの方々が私の曲を歌うというものだったんですけど。その中で、みんなが『ひとつだけ』を歌いたい!って言ってくれたんですけどね。でもこれは、キヨシちゃんと歌いたかったのでね。」

そのキヨシちゃんと歌いたいからとっておいてた 「ひとつだけ」を歌い、ここでまたまたステージを去っていった。

たっくさんの拍手に見送られ、やがて拍手がアンコールの手拍子に変わり..........

衣装を変えて、再再登場!

前半はピンクのワンピースだった。
あの、アッパッパのスカート丈が長いヴァージョンというか。
そして、今度は紺色・・・いや、もうちょっと明るい藍色だったかな? それに黄色のスパッツ。
そして足元は、あのピンクのブーツ!

「このブーツはキヨシローさんのイメージで。このブーツのデザインは私が描いたものをここに貼ってくれたんですね。で、いろんな人に、いちいち『これはなあに? これはなんなの?』と聞かれるんですけど・・・。なーんで見て分からないかなぁ!」

一番最初にアップしてある写真が、そのブーツを模したピンバッチなのね。
ほかにもピアスもあって。

それでさ、私がいた席の前列にね、見た目50代ぐらいのきれいなご婦人がいてね。
なんか・・・セレブマダム然とした雰囲気の人だったんだけど。着ている服もきちんと感漂う清楚な感じでね。
でもでも、よくよくその人の耳元を見てみると、なーんとあのピンクブーツピアスを付けててさ。

それ見ただけで、すごく親近感が湧いてきちゃって。
あ、やっぱりアッコちゃんのコンサートに来るだけのことはあるんだなって!
(.....なんじゃそりゃ)


さてさて。。。
ピアノの前に座り、歌う曲は・・・。

「キヨシちゃんのやさしさが表れている曲だと思います。」

と言って始まったのが「セラピー」

本当の心は言い出せずじまい
いつでも感じすぎる孤独な溜め息
そんな奴も たまにいるものさ
頭のなかは 大変だろうな

そんなに心配するなよ
頭の外も 大変なだけさ


これを聴いていた時は、この曲のタイトルを知らなかったんだけど。
今、アルバムの歌詞カードで確認してね。
「セラピー」とは、なんてどんぴしゃりなタイトルを付けたものだろうか・・・なんて思わず感心してさww

ここで、3.11の震災の話にちょっと触れて・・・
「去年の11月頃ですね。スタッフの方から『震災で被害に見舞われた方たちへ贈る、子守唄のような曲を作ってみてはいかがですか?』という話を頂きまして。そうだよねぇ、なんて思いまして。そして、作りました。こういう曲ができました。タイトルは、『海のもの 山のもの』」

曲調はね、明るくて、少しおどけた感じで、あたかもアッコちゃんから何かの物語を聞かせてもらってるような。
そんな印象の曲だった。
でもなんでだろう。
歌詞の中には、別に「がんばろう」とか「前に進んで行こう」とか。そういった直接的な強いメッセージめいたものはなかったんだけど聴いてるうちにホロッ。。としてきてね。
なーんでだろ?

まさしく、子守唄だった。
ありがとう アッコちゃん


で! 次の曲

「いい日旅立ち」
山口百恵さんが歌っていた有名な一曲。
まぁーーーーーでも。アッコちゃんが歌うとこうも変わるものかと思う。
これ、元歌はしっとりした感じの曲なんだけど、アッコちゃんの歌うそれは、とっても楽しげ!
こんな楽しい気持ちになる「いい日旅立ち」は聴いたことないってくらい。

いいんでしょうか?
こんなふうに歌っちゃって。この曲を。

もうねぇ、このコンサート楽しくてね。
ステージ見ながら、
(え? 次は何? 何が始まるの? ワクワク。。。)
なんて感じでウキウキしてた。


そして最後の曲に行く前。ピアノの前に座りながら・・・。

「ゴールデンウィークの真ん中、しかも平日という・・・まぁ・・・言ってみれば厳しい環境の中、本日のコンサートに来てくださり、本当にありがとうございます。」

と、お礼を述べてくれた。

そして始まったのが

「PRAYER」

夕暮れの光が溶けて消えないうちに
あなたの名前を呼んでみる
ゆれうごく街 ひとりたたずんでいる時
あなたのことを 思ってる

時を越え 空を越え たどりつくから
降りつもる悲しみに 負けることなく

私の目が閉じられてゆく時が来ても
あなたの声も 指先も 心も
愛に包まれているように

時を越え 空を越え たどりつくから
降りつもる悲しみに 負けることなく

祈ることだけ
今 強く願うことだけ
あなたが 今日も 明日も いつまでも
愛に包まれているように


いっぱいの拍手の中、ステージの真ん中に立ってご挨拶するアッコちゃん。
最後はいつもの笑顔で、手を振って、ピンクのブーツをおどけた感じで見せたりして。
ステージを去って行った。




私がね、なんでアッコちゃんの音楽が好きなのかと言うとね。
一見、可愛らしくてキラッキラしてるように見えるんだけど、よくよく聴いてみるとね、決して夢物語ではないんだよね。
そのキラッキラの中に、きちんと日常を歌ってるのよね。日々の生活を。
楽しい、嬉しいだけじゃなく、切ないことも、悲しいことも、辛いことも、汚いことも。
きちんと歌ってる。
だから好き。

でもそれがね、暗くないのよ
ジメジメしてないの
ギスギスしてないの

明るいの
暖かいの
楽しいの

なぜだか分からないけど、一緒に鼻歌で歌いたくなってくるの。
だから好き。


とにかく、楽しいステージだった。
アッコちゃんのコンサートは・・・・・いいね。
それこそ鼻歌を歌いたくなるような、楽しいコンサート。

今度はいつ来てくれるかな。。。。。。。。
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