kaguya

「かぐや姫の物語」
観てきました。

誰もが知っている「竹取物語」のお話に沿いながら、かぐや姫の内面が事細かに描写された画に、ワタクシすっかりかぐや姫に感情移入してしまいました(^^;)

そう言えば・・・かぐや姫ってどんな人なのか。
物語の主人公でありながら、今までこれ!といったキャラクター像ってなかったよねぇ。。。なんて思い返しながら。

映画の中で活き活きと表現されていた、彼女の人生の喜怒哀楽・・・時には楽しげに、時には哀しげに綴られる、少女から大人の女性への成長の過程。
ここら辺がなーんとも言えず私のハートをわし掴みにされてしまったのよねぇ。


よく宣伝文句のように流れている
“かぐや姫の罪と罰”
という言葉。

この罪と罰というのがなんなのかは、ここで言ってしまうとネタバレになってしまうので言えないけど。

ただ・・・かぐや姫にとって、本当にあれは罪なことで、これは罰だったんだろうか?
と、私は思う。

月の世界の住人と地球に住む人間との心理や感覚など比べようもないけれど、この罪と罰はかぐや姫にとって決して「悪いモノ/いけないこと」ではなかったように思う。
悪いモノやいけないことではなかったのなら、それらは一体なんなのか? と問われると、如何せん言葉が上手く見つからないんだけど。

でも無理に安易な言葉で言ってしまえば、それは『美しく、力強く、切なく、悲しく、そして喜びにも満ちた、生きるということ』っていう表現になるのかな。
劇中で流れている、物語の重要なテーマとも言えるわらべ唄が、そんな想いを更に増幅させる。


それにしても、この画のタッチがまるで筆で描いたような、スケッチのような掠れ感のあるこの線画。
これが尚更この映画の温もりを醸し出している。

それに、映画の中にかぐや姫のお世話をする女中/女童(めのわらわ)のキャラも良い!www
こんなしっとりした物語の中で、ちょっとギャグっぽいキャラクターがひょこっ!といるのはいい抜け感だと思う。
あと、月からの使者が迎えに来る場面で、使者たちが奏でる音楽も独特で、別れの場面になるBGMとしてはそぐわないほど明るくて、どこかアジアっぽくて。
あのBGMはもっと聴いていたかった(笑)

映画のラスト。
天女の羽衣をかけられ、地球で過ごした思い出を全部消し去られてしまったかぐや姫。
月に帰る途中、そっと振り返り地球を見つめる目に一筋の涙がこぼれていたのは、なんの涙だったのか.....。
記憶を消されてしまっても、某かの想いがあのわらべ唄と共にかぐや姫の心に残っていたのだろうか。

『かぐや姫の物語』の公式サイトは→こちら
スポンサーサイト
2013.11.24 Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://fairground.blog78.fc2.com/tb.php/1584-7a4a8fc0