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(初代)高橋竹山(たかはし ちくざん)さん。青森県出身。
盲目の津軽三味線奏者だ。

はっきり言って、私は津軽三味線のことはまったく分からない。
分からないけども、十数年前TVでこの方のLIVE映像を見たとき 『かっこいい』 と、思った。
心の内側の、奥の奥の方から、ヒシヒシと静かに、ゴツゴツと固く、ザラリとした手で撫でられたような感激だった。

その後演奏が終了し、よっこらしょっ、と立ち上がり客席に向かってご挨拶。
「どうも、おばんです。たかはすぃつぃくづぁんです」
さっきまでの ピンッ と張り詰めたような空気を醸し出していた津軽三味線奏者は、一転してどこにでもいるような田舎のじいちゃんになった。

私はTVの前でそのギャップの違いに拍子抜けしてしまい、その時からなんとなく、このおじいちゃんに好感を持った。




年若い頃は門付けをして暮らしていた竹山さん。
「何故お若い頃に、三味線を弾く道を選んだのですか?」という質問に対して、
「三味線は楽すぃみで弾いでるんではないのす。生きでいぐために弾いでだのす。」


実際にLIVE演奏を見たのはその時と、数日後、やはりTV放映での2回だけだった。
それから約8年後に亡くなってしまったんだけど。

津軽の糸は いまだ鳴り止まず
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*門付け(かどづけ)
 昔、目の不自由な男の人が家々を回り、家の前で三味線を弾いてお米などをもらいながら生活していた。
 これが津軽三味線のはじまりだと言われる。
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2008.12.01 Top↑
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